− 店舗デザイン − 西海岸スタイル×コーポレートカラーの空間でココロもカラダもポジティブに
「アイズSPORTS整骨院ウエストコート姪浜店」は福岡市西区内浜にあるウエストコート姪浜という商業施設の一角にある整骨院である。
この施設は2016年秋に16店舗がニューオープンされ、40以上の専門店を有するショッピングセンターで、交通や生活利便性にすぐれた、福岡市の中でも人気度の高いエリアである。アイズSPORTS整骨院もニューオープンされた店舗のひとつであり、これからこの地域をより一層盛り上げ、発展の一助となる店舗であるに違いない。
飲食店や物販店など様々なテナントが存在するなか、貴店はレジャービルエリアに位置し、インドアテニススクールやホットヨガ、フィットネス、クライミング、バレエスタジオなどが隣接している。また、場所も館内の中心部に位置することから、スポーツ施設を利用する方々が多数貴店を利用される事と思われる。
オーナーの要望としては、さわやかな店舗デザイン。イメージとしては、開放的な西海岸のインテリアスタイルとのこと。
デザイナーはベースカラーをホワイトで統一するものの、随所で白の不燃古材を取り入れ、仕上げ材の材質にて空間にメリハリをつけ、西海岸をイメージさせるような手法を取り入れた。
床は、濃淡のあるウッド調のタイルを2種類利用し、乱張りで施工することで、一枚一枚が独立した形での木の印象を表現し、色合いや木柄のバランスの調整や、タイルの継ぎ目が隣と重ならないような施工上の工夫をすることで、床面にナチュラルなイメージを感じさせるようにした。
また、コーポレートカラーである黄色を差し色として空間のアクセントに使用。ベンジャミンムーア・ペイントのグットモーニングサンシャインを使用し、エントランスの壁面に塗装を施した。ファサードに関しては、店名、業務内容、利用する際のイメージが伝わるように、ロゴなどの文字の大きさやカラーコーディネート、大きめのサインパネルの設置やピクトサインなど、利用者にしっかりとアイキャッチが出来るようなデザインとしている。また、全体のイメージとしては、西海岸スタイルとコーポレートカラーを融合させることにより、新たなナチュラルテイストの空間を演出している。
店内レイアウトに関しては、ファサードから店内奥まで突き抜けて視線が通り、各施術スペースも可動式のローパーティションで仕切ることにより、開放的でフレキシブルに空間を利用できるような計画とした。
多くの施設利用者が店舗前の通路を通過することが想定されるため、この様に計画する事で少しでも立ち寄りやすいように配慮した。
パーソナルトレーニングと整骨院を兼ね備えた新業態であるアイズSPORTS整骨院だからこそ可能にする効率的なボディメイクの素晴らしさを、この姪浜の地から発信し、現代社会が生み出した運動不足を1人でも多くの方が解消するために、貢献されることを楽しみにしている。