2020.1.23 ふくおか経済2020年1月号に紹介されました。
異業種要素を掛け合わせた設計が強み
「お客様とその先のエンドユーザーのことまで考え、視野を広く持つことで期待を上回る空間づくりを心掛けている」と話すのは(株)ディープラス一級建築士事務所(福岡市中央区薬院3丁目)の新福貴法社長。
福岡・長崎・熊本を中心に、一級建築士事務所とデザイン会社、施工会社の機能をワンストップで提供しており、コスト削減やスピーディな対応とともに、厚みや仕様などの細かな部分までデザイナーの意図通りに施工できるという。
特定業種に特化するデザイン会社が多い中、オフィスや飲食店、美容室、クリニックなどあえてジャンルを絞らず、それぞれの良さを融合させた設計を強みとする。「人気店舗デザイン年鑑2018」に掲載したもつ鍋店「一藤博多店」では若い女性客を取り込み、発信力を強化したいとの要望から、和モダンでスタイリッシュな店舗をデザインした。床には美容室でよく使われるジグザグ模様のヘリンボーン張りを使用するなど、全体の1割から2割に異業種の要素を取り入れたという。近年、HPやSNSを頻繁に更新することでブランディングにも力を入れる。今年からは自社でオリジナル家具の開発を始め、現在試作品を製作中。デザイン性を高くし、まずは業態を問わずに使用できる家具から始めていくという。
今後については「ファンを増やし、まずは福岡での認知度を高めていきたい。また、良い人材の受け入れに向け採用も強化し、4年後の売上高は2.5倍の10億円を目指す」と将来を見据えた。
ふくおか経済2020年1月号掲載