2020.7.30 ふくおか経済2020年8月号に紹介されました。
ディープラス一級建築士事務所
店舗などの企画、設計、施工の(株)ディープラス一級建築士事務所(福岡市中央区薬院3丁目、新福貴法社長)は4月24日、クリーンルームの設計施工を開始した。
クリーンルームとは空気清浄が保たれた部屋のことで、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、「何か役に立つことはできないか」(同社)と考え発案した。外気が室内に入らないようにするための前室の設置や、衣服などに付着した粉塵などを除去するエアシャワー・エアカーテンの設置、抗ウイルス対応の仕上げ材を使用した施工などにより、安心して過ごせる環境をつくる。メインターゲットは薬局や病院、コンビニ、オフィスなどを想定。価格は広さや施工内容によって異なるが、オフィスで約300万円~、住宅で100万円~。対象エリアは九州圏内。
新福社長は「自社に1室でもクリーンルームがあることで、安心して仕事ができる環境になれば」と話している。
オリジナル家具の開発強化
また、同社は自社オリジナル家具の開発を強化している。
もともと店舗デザインの仕事の際に、オリジナル家具を提案していたものを、オンライン上で販売できないかと考え発案した。今年1月から新規事業として開始し、この5月にはテーブル(税抜9万5000円~)と収納棚(税抜4万円)、銀行窓口の防犯パネルを参考に、同パネルを抗菌仕様にした「抗菌スクリーン」(税抜6万円)など3商品を発売した。現在5商品を自社オンラインストア内で法人や個人向けに販売している。家具は完全オリジナル制作で、年内に10商品の発売を目指している。
新福社長は「知名度向上に向け、グッドデザイン賞に一部商品を応募している。将来的にはこの事業で2000万円の売り上げを目指す」と話している。
同社は2008年5月設立。資本金2000万円。従業員数9人。
ふくおか経済2020年8月号掲載